 |
当院では、医学的に無痛分娩が必要と思われる方へ無痛分娩を実施してきました。 陣痛の痛みが不安という妊婦の方にはソフロロジーなどの和痛分娩のご紹介もしています。しかしながら、最近では硬膜外麻酔、脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔を用いた
無痛分娩を希望される方も増えてきました。無痛分娩につきましては、個々の症例ごとに十分な説明をさせていただきました上で、実施できますかどうか決定したいと思います。妊婦健診の折に、担当医にお尋ねください。
当院の施設情報につきましてはPDFをご参照ください。
当院長は麻酔科標榜医であり、現在も週1回佐賀大学附属病院にて臨床協力医として麻酔を行っております。
ハイリスク妊婦や母体急変時、胎児の異常が疑われる場合には、高次医療施設である佐賀大学附属病院または国立病院機構佐賀病院への搬送を行います。伊万里市からヘリコプター搬送であれば約15分ですが、救急車では1時間以上を要するため、早めの判断となりますことをご了承ください。
無痛分娩の同意書につきましては、説明の上サインをいただきます。
|
 |
◯無痛分娩マニュアル
|
子宮口が初産婦は5~6cm、経産婦は2~3cm開いたところで、硬膜外麻酔のチューブを留置します。途中で、子宮収縮の間隔があいて分娩遷延しそうなときには、子宮収縮促進剤を使用することもあります。麻酔担当医師が不在の場合には、対応できないこともございます。
|
◯計画分娩の場合
|
硬膜外麻酔のチューブを留置して、子宮収縮促進剤を点滴投与します。子宮頸管が未成熟の場合には、まず子宮口を広げる前処置から行います。
|
◯分娩の進み方は、個人差があり、同じ方であっても初産と経産では相当違う経過をたどることもあります。陣痛の強さや間隔などをみながら、麻酔薬の投与を行いますので
「無痛」といっても全く痛みがゼロになるわけではありません。
初産婦さんの場合には最後に児頭がでるときに努責をかけることができるように、痛みの感覚を残すことも必要になります。
|
 |
 |
JALAの登録情報をご覧ください(PDFが開きます) |